ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

フレ!

GW前半、次男と夫が住む札幌に行くため、長男の運転で車を走らせた。彼が普段聴いている音楽がBluetoothで流れる。その中でグッと惹き付けられた一曲があった。 Rihwaの「フレ!」という曲だ。 フレフレフレ 負けてばかりじゃつまらない 悔しさをバネに這い…

toi toi toi

次男の大学進学のため札幌に数日滞在し、帰路に着いた。なかなか湧いてこなかった「感傷」もさすがにここ数日はなにかと登場し、おかげで「子離れ」の準備をすることができた。 次男は、末っ子気質そのもので、家族には自分で考えるより疑問形で口にして周囲…

ぽよよん行進曲と虹

次男の大学進学のために、札幌に向かう車のなかは、なんの変哲もないいつもの車内だった。次男は単身赴任している主人のところで新生活をスタートするので、双方ともに感傷に浸るきっかけがない。 「これでいいのか⁉️」 変な焦りを感じていたら、ふと、フロ…

リクエスト

四月から、次男が家を出て札幌で大学生活を送ることになった。一緒に過ごす日常もあとわずか…。もう一緒に暮らすことはないかもしれない、とか、まだまだできないこと満載なのにちゃんとやっていけるのか、などと感傷や心配気分に襲われそうなところだか、ど…

言い間違いの記録

我が家の「言い間違い大臣」の次男は、数日に渡って絶好調だった。次から次へと新作を披露してくる。 朝食を食べながら占いの話になり、「タロット」と言いたいところをしれっと「トロッコ」とのたまった。母は指摘したが、本人は「そんな小さなこと」とでも…

余ってしまった切手

中野先生。あっという間に逝ってしまいましたね。 病院にかかり、病気が見つかり、あと一ヶ月と告げられ…そして、そのひと月も待たずに、一目会うことも、声を聞かせてくれることもなく…。頑なな姿勢は、きっと先生の美学だったのだろうと、思っています。 …

干し柿

叔母の家からレターパックが届いた。開けてみると、「干し柿が仕上がりました。甘味は今一ですが…」という手紙と共にスイーツの空き箱に行儀よく並べられた干し柿が六個入っていた。田舎のおやつ、というこれまでの概念を覆すような、すまし顔の干し柿が可愛…

アカデミアの歌

朝早くに母から電話が来た。新聞に、昔私がお世話になっていた塾の先生のことが載っていると言う。 そこに行くのが大好きで、長く心の拠り所となっていた場所だ。学習塾ではあったが、「君たちはどう生きるか」をいつも問われているような、厳しく、でもあた…

父とお粥

次男がインフルエンザに罹った。あれよあれよと熱が上がり、人生初の40度越えを達成した。さすがに食欲もなくて、家族と同じものは食べられないので、お粥を作って食べさせた。 その時にフッと記憶がよみがえった。私が人生で初めて「お粥」を作った日のこ…

うちの子達

猛暑の夏から、怒涛のように落ち着きのない日々が続き、ブログに書くことを見つけられない余裕のない10月だった。少し余裕ができて、この土日にずっとサボっていたジョギングをしたら、いつもの公園の道が枯れ葉に埋まっていた。 あれ、いつの間に…それ以…

電波時計が止まる夏

この夏、我が家のリビングの電波時計は何度も止まって動かなくなった。電池がなくなったのかな、と思って電池を替えても、また数日で止まってしまう。買って2年と少しの時計がもう壊れてしまったのかと憤慨していたが、そのうち、止まっているのがいつも朝…

母 函館滞在記

母が久しぶりに函館の我が家に遊びに来た。色々あって、直接会うのは久しぶりだ。その分、今回は1週間と長く滞在。いつもは、どこへ行こうかと、タイムスケジュールを綿密に練るが、今回はあいにくの暑さもあり、家でまったり、時々お出かけ、をベースに過…

幸せな老後 対策1

単身赴任してる主人が帰ってきて、晩酌でいい感じで酔っぱらったときに… ソファーに座ろうとして、自分の定位置に座り、隣に座っていた長男を押しやって一言。 「俺のとなりはママの席なの❗」 あれっ?そういうこと、言う人でしたか⁉️ でも、まんざら悪い気…

ピアノ🎹

主人の誕生日祝いに、ずっと行きたかったレストランを家族で訪れた。1日に3組のみというこのレストランは、なかなか予約がとれないのだが、偶然にもこの日は我々だけの予約だった。 ご自宅を改装した部屋には、70代の女性オーナー(シェフのお母様)がお若い…

母のつぶやき  無駄遣い

先日のこと。次男が、通学のための交通系IC カードにチャージするのでお金をくれと言ってきた。「あれ?一ヶ月前に一万円渡したばっかりじゃん。」というと、「今月は(普段は自家用車で送迎することが多い)テストで早く帰るのにバスにたくさん乗ったからかな…

野球ロス

終わってしまった。次男の高校野球。代表決定戦で破れ、3年生はとうとう引退となった。 なんだか夢を見ているようだった。1年前まで公式戦に一度も勝ったことのない弱小チームだった我がチームは、どんどん力をつけ、シード校となり、あとひとつ勝つとなん…

トレシューの穴

朝、何気なく玄関にある次男のトレーニングシューズに目に入った。あれ? 汚れかと思ったら、足先に穴が空いていた。それも両足に。 明日、最後の大会に臨むこの時期に、空いてしまった穴が、なんとも愛しい。「お前も、彼の引退を見守り、支えようとしてく…

ふつうの日

6月は厳しかった。初旬になんとなく喉が痛い、と思い、朝、コロナを警戒して病院で検査を受けた。コロナもインフルエンザも陰性。安心してそのまま仕事に行ったが、その日から症状は日に日に悪化していった。 病院からもらった薬を飲んでいるにもかかわらず…

最後の大会 感謝をこめて

昨日、高3の息子の最後の背番号をユニフォームに縫い付けた。小3から始めた少年野球。中学校ではリトルシニアで、高校では念願の高校野球に打ち込み、そして明日から始まる夏の大会を最後に引退することになる。 背番号の数字に一喜一憂していた時もあった…

ウグイスを探せ IN我が家

最近、私はリビングの窓の前に椅子を持ち込み、外の栗の木を眺めながらコーヒーを飲むのが日課だ。その他にも、歯を磨きながら、とか窓の外を通りすがりに、とか、とにかく窓の外をじっと眺める。栗の木にとまっている「ウグイス」の姿を見つけるのが目的で…

サードコーチャー

次男は、高校球児だ。今年三年生。今シーズンは先発を外れ、サードコーチャーをしている。本人は不本意な気持ちもあるのかもしれないが、私は彼のサードコーチャーが好きだ。間違いなくチームNo.1だと思う。 先日の春季大会でも、コーチャーボックスからかけ…

時間を越えて

4月30日に父の一周忌を終えた。それまでは「去年の今頃は父はこんなことをしていたなぁ。」と思い返していたが、その日から一年を振り返っても、もう父はいなくなってしまった。一周忌を区切りにまた遠くへ行ってしまったようで、別のさみしさを感じていた…

懐かしの人 続報

3月の末、ずっと音信不通だった人から突然連絡が入った。嬉しくて、その時の気持ちをブログに書いた。 懐かしの人~LINE BLOG最後の投稿 - ごはんとみそしるの日記 それが、幸運にも新聞コラムに掲載されることになり、早速その事を知らせたくて電話をした…

成人祝

今日は、高校三年生の次男の誕生日。彼の部活の練習試合の応援に行った。今シーズンになってから、ピンチヒッター以外の出場はなく、もちろんヒットもない。守備の機会もなかった。今日は2試合やる予定なので、出場機会が与えられるかもしれない。心のどこ…

違和感

主人が単身赴任をしてから二週間が過ぎた。単身赴任は12年ぶりである。子どもが小さかったその頃とは違い、平日は朝晩の定時電話もシンプルで、安否確認をして、おはようといってらっしゃい、お帰りなさいとおやすみを伝えるのみ。表面上は淡々と毎日が過…

初ウグイス

今日は朝から雨で、しとしとの音を聞きながら、なんやかやと家の仕事をしていた。テレビも消して、書き物をしていたときに、ふと「ほーほけっきょ」が聞こえてきた。あれ?耳を澄ます。しばらくして、また「ほー、ほっけっきょ」 そのとたん、耳が解禁された…

メッセージ

主人が、この4月から単身赴任をすることになった。退職までのラスト2年間、できればこのまま家族一緒に過ごしたかったが、致し方ない。気が重そうな主人を「最後のお勤めだから。」と送り出した。 出発の前日、奮発して素敵なレストランで送別会をした。特…

懐かしの人~LINE BLOG最後の投稿

「中野です。」電話の向こうから、懐かしい声が聞こえた。若い頃、第2の親のようにお世話になった人から、突然電話がきた。 いろんなことが重なり、少し距離をとって待機しようと思っていたら、電話もつながらなくなり、手紙も宛先人不在で戻ってくるように…

我が家の風景~WBC~

今日、3月21日。WBC 準決勝の日本対メキシコ戦に、日本中が朝から浮き足立っていた(ように思う)。もちろん、野球大好き一家の我が家は、この大会が始まってからずっとそうだった。これ迄は日本で試合が行われ、試合はナイター。見ごたえのある試合展開で…

神様との約束

2年前、次男が中3の時、学校で「命の授業」というのがあり、先生から保護者に「お子さんが生まれたときの事を手紙で知らせてください。手紙は本人しか読みません。」という内緒のお便りが来た。その授業の最後に、生徒一人一人に渡されたらしい。その時の…