ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

成人祝

 今日は、高校三年生の次男の誕生日。彼の部活の練習試合の応援に行った。今シーズンになってから、ピンチヒッター以外の出場はなく、もちろんヒットもない。守備の機会もなかった。今日は2試合やる予定なので、出場機会が与えられるかもしれない。心のどこかで、誕生日に少し気持ちのいい思いができたらいいな、という期待もあった。

 

 期待どおり⁉️2試合目には出場機会が与えられ、サードで先発出場した。ところが、何をやってもうまくいかない。ボールは芯に当たらないし、エラーは連発するし、注意力散漫のウッカリも目につく。観ていて、思わず目を伏せてしまうような状態だった。

 

 試合途中で交替となり、ベンチへ。試合は続いているが、私の気持ちはモヤモヤ状態だ。最近の出場の様子からいって、きっと今日だけのことではないのだろう。何かが(何もかもが⁉️)噛み合わず、苦しんでいたのかもしれない。今日、どんな声をかけたらいいだろう…。そんな思いが心をドヨンとさせていた。

 

 そんな時、「行け-❗」という息子の応援の声が聞こえた。ベンチで声を張り上げて応援している。

 

 切り替えが必要なのは、親の方だ。部活の練習試合の結果など、貴重な人生経験ではないか。事故に遭ったとか、病気で長期入院とか、もう野球ができないとか、自分の力ではいかんともしがたい精神の病とか、理不尽な孤立とか…いつ降りかかってくるかわからない災難…。幸せなことに、彼はそのどれでもない。ただ、「自分の思うようにならない」という修行のみ。そして、親のできることなど、もはやないのだ。

 

 だけど、それでも母としては願う。9年間続けてきた野球の最後のシーズン。どうか「野球楽しかった‼️」と思って終えてほしい、と。気持ちをねじ曲げることなく、大切な仲間と過ごしてきた時間を誇りにできますように、と。

 

 さて、家に帰って、彼の好きなトンカツ、おばあちゃんにリクエストしたコーンスープ、それとBIRTHDAYケーキで、彼の成人のお祝いをしよう。


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