ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

サードコーチャー

 次男は、高校球児だ。今年三年生。今シーズンは先発を外れ、サードコーチャーをしている。本人は不本意な気持ちもあるのかもしれないが、私は彼のサードコーチャーが好きだ。間違いなくチームNo.1だと思う。

 先日の春季大会でも、コーチャーボックスからかける彼の声は、時に仲間を鼓舞し、時に緊張をほぐし、時に的確な指示を出す。彼が腕をまわしたら、どの選手も躍動感いっぱいで走らずにはいられないだろうと思う。それくらい全身全霊で腕をまわすのだ。


f:id:butasanlove:20230517223726j:image

 彼に代わってサードを担う後輩が、今大会の大事な試合で貴重なタイムリーを打った時のことだ。ツーベースとなりセカンドに到達した瞬間、その子はサードコーチャーの次男に向かって真っ先に全力のガッツポーズを送り、次男も同様に跳び上がってガッツポーズを返した。ああ、次男はこの子に託して、その気持ちは相手にも伝わっていたんだな、とわかった。帰ってきて「今回の試合は、みんなで戦った試合だ。」と彼が言ったのは、心からそう思ったからなのだろうと思う。

 

 チームに欠かせない存在の一人一人。このチームで戦えるのは、次の大会が最後になる。

 

 少年団からずっと応援してきた。この生活ももうすぐ卒業だ。よそ様の息子の名前を、あんなに大声で叫んで全力で応援することなんて、もうないかもしれない。

 

あー、もう終わっちゃうのかぁ。えーん。