ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

2021-01-01から1年間の記事一覧

オーナメント

4月に地方の転勤から自宅に戻って来たときに、大々的に断捨離を決行した。お陰で年末の大掃除はかなり楽になり、ゴミ出しのタイミングを気にしなくてもよくなった。 その断捨離で、クリスマスツリーを処分した。子どもたちも大きくなり、大きなツリーを飾る…

シフトチェンジ

主人と散歩中に、素敵なコーヒー豆のお店を見つけた。そこは、もうすぐ念願のお店を開店するということで、ご主人と奥さまが準備を進めているところだった。古い貸店を好みにリフォームし、自らの手で仕上げ作業をしている。 お店はちいさいが、設置された焙…

靴べら代わり

両親が、道南の我が家にやって来るのは本当に久しぶりだ。この度二人のダイヤモンド婚式のお祝いのため、姉夫婦が二人を連れてきてくれた。そして、お祝いの宴の後、数日二人は我が家に滞在していくことになった。 二人が我が家に来たのは10年以上前のこと…

栗の木のそばで暮らす

我が家のそばに、大きな栗の木がある。家の裏の崖下の、誰の土地かもわからない笹藪に大きく枝を広げているのだが、動物しか行かないような環境のため、栗がたわわに実っているのは見えるのだが、拾いに行く事などできず、これまでは「絵に描いた栗の木」だ…

マンホールの蓋

尊敬する串団子さんのブログにご当地デザインのマンホールの蓋が紹介されたのを見て「へぇ、こんなのあるんだ~。面白いなぁ。」と思っていた。 きっと観光地に行ったらあるんだろうなぁ、コロナが落ち着いたら賑やかな街中で探してみよう等と思い、そして、…

Nさんへ

お葉書、ありがとうございます。主人の転勤先の町の運動ジムで知り合った私に、その地を去った後も、こんな風に近況を知らせる丁寧なお葉書を下さり感激しております。 リズムのある整った文章が、92才のNさんの丁寧な生き方そのもののようです。直筆の葉…

お陰様

今、我が家の庭では、朝顔が次々に花を咲かせている。うちの朝顔はとてもレアだ。朝顔は決して珍しい花ではないけれど、うちのは特別だ。だって、私は今までずっと朝顔の種を蒔いたことはないのに、芽が出てくれたのだから。 春、その芽を見つけた時、朝顔に…

コケコッコ花の思い出

今年の春、庭にタチアオイの苗を植えた。7月は雨が極端に少なく心配したが、なんとか無事に根付いたようで、背が低いながらもたくさんの花をつけてくれた。 この花は、子どもの頃「コケコッコ花」と呼んでいた。花びらの付け根を開くと粘り気があるので、そ…

「安楽死」

義父の一周忌のため、実家を一泊二日で訪れた。コロナ禍のため、身内だけのささやかな法要だったが、久しぶりに子ども達が揃い、義父の思い出話に花が咲いた。 義父は、幸い長患いはしなかったものの、病気が進み、身体が弱っていった頃、自慢だった健脚も思…

断捨離の効果

北海道として異例の暑さが続いているこの夏。こんな時にやめておこうかと思いながらも、週に三度のジョギングをゆったりと続けている。 走ろうかな、と決意させるのは、走ることが楽しいからだ。ここに来て、遅ればせながら「楽しく体を動かす」ことができる…

コールドポテトチップス

実は、5月末から新しいチャレンジをしている。オンライン英会話を始めたのだ。だいたい週に五回、一回30分、シンガポールの先生から英語を教わっている。 実を言うと「英会話」は、長年私にとって憧れとコンプレックスをあわせ持つ特別なものだった。いつ…

願いは叶えられていた

わが町に桜の便りが届いた頃、とても驚いたことがあった。窓の外に桜の花が咲いたのだ。 我が家の裏の土地は、家などなにもない笹藪で、普段はおそらく動物以外は脚を踏み入れない場所だ。私にとっても、そこはどこか絵のようで、すぐそばなのに自分とは関わ…

「こごみ」の縁

三年間お世話になった十勝から道南の自宅に戻って早くもひと月半。片付けや断捨離に明け暮れて家にこもっていたが、十勝でせっかく習慣にしていた運動を、からだが忘れないうちに復活させなくては…と気持ちが動いた。 十勝の町では、年間12000円で町の…

背番号

この四月に無事に高校生になった次男は、予定通り野球部に入部した。そして、連休が終わった翌日、部活から帰ると「これをお願いします。」と背番号を私に手渡した。 次男が野球を始めたのは小学校三年生の時。長男もそうだったので、背番号をユニフォームに…

片付けを終えて

主人の転勤のため空けていた道南の自宅にこの4月に戻ってきた。昨年、道南に就職した長男も加わり、久しぶりに家族四人がそろっての生活が始まった。 先週までは、ひたすら家の片付けに追われた。これを機会に終活も…などと欲張って、ものを減らすことまで…

思い出ダンボール

主人の転勤が決まり、家族そろって道南の自宅に戻ることになった。 十勝に来て3年、たくさんの出会いがあり、たくさんの居場所ができた。その一つ一つとお別れしなくてはいけない。しみじみ考えると寂しいので、できるだけ気持ちをフラットにして、淡々と荷…

春の神様

今朝、朝ごはんを食べていたら、コツコツと何か音が聞こえてきた。初めは気にならなかったが、途切れることなく続くその音に意識を向けないわけにはいかなくなった。 主人も私も、まず同じタイミングで次男の足元に視線を向けた。貧乏ゆすりを疑ったのだ。し…

魔女の魔法が解けるとき

最近、自分のなかの「呪縛」みたいなものをひとつ解除した。生きているなかで、知らないうちにできてしまった「こうでないと、というこだわり」。とはいっても、生き方だとか、信念などという確固たるものではない。いわゆる「思い込み」とでもいうのだろう…

ちゃんと怒られろ

今、ハマっているドラマがある。「にじいろカルテ」という田舎の診療所が舞台のほのぼの人間ドラマだ。今どきのドラマとはちがった、逆にちょっとズラされるテンポの会話ややりとりに、心が持っていかれてしまう。 最近、そのドラマの中のある台詞が、ずっと…

ロマンス

年末の歌番組で、昭和の懐かしい歌謡曲に遠い思い出が蘇った。 まだ私が小学生だったころ、父が突然、岩崎宏美の「ロマンス」のシングルレコードを買ってきた。父が聴くレコードといえば「三橋美智也」と決まっていたので、どうしたのかと尋ねると、仕事の宴…