主人の転勤のため空けていた道南の自宅にこの４月に戻ってきた。昨年、道南に就職した長男も加わり、久しぶりに家族四人がそろっての生活が始まった。
先週までは、ひたすら家の片付けに追われた。これを機会に終活も…などと欲張って、ものを減らすことまで一緒に目指したこともあり、頭の中は片づけ一色。要るものと要らないものの仕分け、どこに何をどのようにしまうか、要らないものはどう処分するか、満更こういうことは嫌いな方ではないこともあり、アドレナリンが出まくった一週間だった。
なんとか第一段階を終え、お気に入りグッズを飾ったりして「自分の家」としての仕上げをしたら、戦闘態勢だった頭も少し落ち着きを取り戻した。ソファーに座ってコーヒーを飲み、これからのことを考えてみる。
３年間お世話になった十勝での生活はとても楽しかったが、ここではまた違う生活になるだろう。家族四人の生活はたぶん、もうこれが最後で期間限定だろうから、幸せをかみしめる時間にしたい。子どもたちのお弁当作りもがんばるぞ。
せっかく自宅に戻ってきたのだから、お庭にも手をかけたいし、家のあちこちもセルフリメイクしてみたい。老後の生活も視野に、主人と相談しながら楽しんで進めていこう。
そろそろ、お友だちにも連絡しなくては。若いときのようなたくさんの人とのわいわいガヤガヤではなく、気の合うお友達とゆったりした交流を深められたらいい。
子育ても一段落。遅ればせながらささやかな社会とのつながりにも挑戦したい。何かできることあるかしら。最初の一歩はおもいっきり小股でいきたいな。
十勝の思い出に、と連れてきた福寿草が、家の庭にしっかり根付いてくれた様子。十勝でいただいたたくさんのご縁、離れていてもこれからの生活を応援してくれている気がする。
