お葉書、ありがとうございます。主人の転勤先の町の運動ジムで知り合った私に、その地を去った後も、こんな風に近況を知らせる丁寧なお葉書を下さり感激しております。
リズムのある整った文章が、92才のNさんの丁寧な生き方そのもののようです。直筆の葉書の中に日常の漢字が当たり前に使われていることにも、Nさんの見事な生き様を感じました。恥ずかしながらスマホに頼る生活をしている私は、読めても書けない漢字ばかりです。Nさんが、ずっとジムのスタッフの方と続けてこられた「脳トレ」と「漢字書き取り」。長年継続されたチャレンジは、見事に成功されてますね。
お葉書によると、細心の注意のもと使用していた運転を今年いっぱいで止めることを決断し、車で通っていたジム通いも終わりにするとのこと。大きな決断をされましたね。ずいぶん生活も変わることでしょう。けれどそのために、毎日五千歩歩くという新たな目標をたてて足を鍛えているというNさんらしさに、さらに感動いたしました。
謙虚に淡々と…それを貫いて生き抜くNさんは、私の憧れです。
車を手放されても、時間はかかりますがたまには町バスに乗ってジムに顔を出してはどうでしょう。コロナ禍でもNさんが安心して通えるようにと、きめ細やかに対策されていたスタッフの皆さんや常連の皆さんが、大喜びで盛り上がる様子が目に浮かびます。その時、Nさんの手には、スタッフに丸つけをしてもらう「脳トレ」と「漢字書き取り」のプリントが握られているのではないかしら。
離れた地から、Nさんの新たな挑戦を応援させていただきます。