ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

断捨離の効果

 北海道として異例の暑さが続いているこの夏。こんな時にやめておこうかと思いながらも、週に三度のジョギングをゆったりと続けている。

 走ろうかな、と決意させるのは、走ることが楽しいからだ。ここに来て、遅ればせながら「楽しく体を動かす」ことができるようになった。

 家の近くの遊歩道は、木陰が多く、暑さも和らぐ。人目もほぼなく、まるっきりのマイペースでいられる。

 そんな環境でジョギングしているうちに、自分自身のおかしな思考癖が見えてきた。

 学生時代、部活に励んだ私は、どうもスポーツは全力投球、というこだわりが全身に染み付いていたようだ。しかも、無意識に。疲れても、スピードを緩めるのはサボっているようで躊躇してしまう。だから限界まで必死になり、ヘトヘトになって終わる。

 ある日、気がついた。「なんで、こんなにキツくしてるの?」
たった一人で走っているのだから、苦しければスピードを緩めればいいのだ。そんな当たり前のことに気がついて実践したとたん、全てのことが楽になった。

 そして、苦しさに負けないことがスポーツだと思い込んでいた昔の呪縛の欠片が溶け、スポーツは楽しい、気持ちのいいものになった。

 自分の中の呪縛の欠片を発見できたことは、私をとても喜ばせた。最近進めてきた断捨離が、心の中まで影響してきたのかもしれない。今の自分に要らないものは、捨てていけばいいのだ。

 私の人生の後半、悪くないぞ。そんな気がしている。