それは2日前の夜のこと。
夕食後、下腹がキリキリと痛くなり、あれよあれよという間に痛みの強さが増して、動けなくなってしまった。
家族が怯えないようにうめき声をこらえるが、冷や汗が出て言葉を発することもできない。
主人の車に乗り、夜間救急センターに向かうが、その時間の長いこと。気を失った方が楽だ、とさえ思った。
ところが、病院に着く直前、スーッと痛みが抜けていった。「あれっ?」と気づくと、あれほどの痛みが消え、下っ腹に重い感じが残っているのみ。
そこで我が身をかえりみると、ヨレヨレの古いパジャマの上に着古したフリースの上着、足もとは玄関履きのサンダル…。
もう帰りたかったが、あれほどの痛みがまた来るかと思ったら、やはり観てもらわないと不安…。
せめて痛みを演出したいが、痛みはもうすっかりおさまってしまっている。恥ずかしさをこらえながらそのいでたちのまま病院に入り、待合室→診察→会計まで居たたまれなさと必死に戦った。
結局、なんの痛みだったのか、検査をしてもわからなかった。
ただ、主人の経験から、どうやら「尿管結石」ではないかと推測している。
そこで、ハタと気がついた。
最近、夜のトイレが近かったのは…原因はこれか❗
あれから2日、トイレに起きることはなくなった。昨日は主人と「治験」と称して元通り一緒のベットに寝てみたが、朝までぐっすり眠ることができたのである。
主人の濡れ衣はこれで晴れた。
めでたしめでたし。
教訓としては、この歳になったら夜寝るときまで何が起こるかわからない。毛玉だらけのパジャマなどは御法度、ということ。気をつけます💦