あれは９年ほど前のこと。主人が単身赴任した町はシシャモで有名な町の近くにあった。そこを訪れた時、美味しいししゃもの干物をお土産に買って食べたが、その際主人が
「ししゃもの握りがうまいんだよ。でも、１年のうち食べられるのは１０月から１１月にかけてだけ。近くの居酒屋で握ってくれるんだけど、うまいんだよなー。」
と言っていた。それは是非食べてみたいと思っていたが、その時期ピンポイントでその地を訪れることはできず、私がししゃもの握りを口にすることがないまま、主人は転勤となった。
それから月日がたち、この４月に転勤のため引っ越してきたのは、ししゃも産地まで車で一時間半の場所である。私の錆び付いた脳ミソの中の「やり残し引き出し」の中に、「ししゃもの握り」は９年間居座り、この時期になるといつかはきっと…と思ってきたが、いざ、それが回収されるときがやって来たのだ❗
週末は次男の野球練習の送迎があるので、彼が野球練習に励んでいる時間が「ししゃもの握りミッション」に許された時間である。彼を練習場に下ろすと、早々にドライブに出発した。
幸い、この時期には珍しいぽかぽか日和。快適なドライブの後、たどり着いたのは
これです🎵❕
食べたらやっぱり「ししゃも」。ししゃもの風味は握りにも健在。
これが、９年間思い続けた「ししゃもの握り」かぁ。
近くの公園を散歩して帰路へ。無事ミッションは終了。なんて楽しい１日❕また次なるミッションへと、気持ちは高まっている。
目下、入れっぱなしになっていた「やり残し引き出し」のリストを整理整頓中である。
