ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

どうでもいいこと

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 大好きな兄と再会し、次男はかなりはしゃいでいた。何かとちょっかいを出しては笑っている。ご機嫌なのはとてもいいこと。

「平山さんって10回言って!」
「ヒラヤマさん、ヒラヤマさん…」
「世界で1番高い山は?」
「ヒマラヤ」
「残念!エベレストでした。」

というパターンのクイズを出してほしいと長男におねだりしては、見事に引っかかっている。もしかして、わざと間違えているのかと思ったが、希に当たっているのでそうではないらしい。

 何度も繰り返しているうち、新たな疑念が湧いてきた。彼は「10回言って」に惑わされているのではなく、そのクイズ自体モロに間違っているのではないか、と。

長男「マグロって10回言って」
次男「マグロ、マグロ、マグロ…」
長男「タラちゃんのお兄ちゃんの名前は?」

 当然、答えは「タラちゃんに兄はいない。」である。

 なんと答えるか注目していたら、彼は
「ワカメ」
と答えた。

 ナニッ⁉
 さすがに不安になり、
「じゃあ、ワカメちゃんのお兄ちゃんは?」と私が口をはさむと

次男はちょっと考えて
「ノリオ?」
とのたまった。

は?ノリオ?誰?

でたでた…さすがですよ、きみは。

 彼は、サザエさんちの家族構成など知らなくても、全く問題なく毎週サザエさんを楽しめるのだ。ノリスケさんとカツオを合体させてノリオなどと勝手な登場人物を作ってしまうくらい、名前だってニュアンス程度。もしかしたら、兄と姉の意味の違いもテキトーの可能性が高い。

 旅行中、雪の積もらない黒い富士山を「漆黒の富士」というと教えてもらったが、彼はそれをいつの間にか「暗黒の富士」と認識を変えてしまった。

 観光地の説明を聞いて、「熱がマンジュウしてるんだって。」と私に教えてくれた。意味がわからず困惑していたら、それは「充満」の言い間違いだった。

どれもこれも、彼にとっては小さなこと、どうでもいいことなのだ。

 しかし、彼にとっては小さなことでも、周囲の人にとってはかなり後を引くことが多いのである。