連休を利用して、ひとり暮らしをしている大学生の長男のもとへ、主人と次男と3人で向かっている。
飛行機も後半、もうすぐ着陸という頃、飛行機の窓からの景色を次男と2人見入っていた。
遠くに見える富士山や雲間から漏れる太陽光の道や、徐々に近づく都会の風景…。
そのうちに飛行機は、軽い衝撃と共に着陸した。
その途端、隣に座っていた次男が
「いいぞ、機長❗」
とノリノリで言った。
その芝居がかった言い方から、彼は明らかに私とは全く違う空想の世界にいたことがわかった。(故障した飛行機を必死に着陸させるコックピットとか😅)
同じ景色を見ながらも、のんびり気分の私と違い、彼の方はどれだけエキサイティングな経験をしていたことだろう。
普段は、こんな彼とのズレに正直イライラがつのることもあるが、旅行中は「非日常」。彼の面白さを余裕を持って楽しもうと思う。
ちなみに、彼は飛行機に酔いやすく苦手である。このあとの電車も暇だし…とブルー気分の彼に、主人が「じゃあ、馬にでも乗ってけよ。」と声をかけると、
「じゃあ、おれは何を食べたらいいのさ。」
と返ってきた。
彼の思考は想像の先の先を行っていて、ついて行くのが大変である💦💦