最近仕上げたステンドグラス作品が、表装されて戻ってきた。今回は、ちょっと頑張って思い入れのある作品になった。
ステンドグラス製作は、47才から始めた私の趣味だ。小さな頃の私を知っている人ほど「えっ、あなたが⁉️」と本気でビックリする。それほど私の不器用さは際立っていた。
でも、楽しいのだ。自分でイメージしたものを自分で作る…そのことが楽しくてハマっている。普段は本やネットで素敵な作品を見つけては、それを参考にして自分好みの小物を作っている。
でも、今回は新しい試みをした。自分が撮った写真の風景をステンドグラスにしてみたのだ。
きっかけは、母への誕生日プレゼントを作ろうと考えたことだった。初めはいろんな小物をイメージしていたが、そのうち、「今年一緒に旅行したときの写真をステンドグラスにしたらどうだろう。」と思いついた。
思いついたはいいが、初めての試みなのでそこからは手探りである。自分で絵を描くのはあまりに無謀なので、写真を拡大コピーして、それをもとにガラスのピースを意識したステンドグラス用の原画を作った。
ガラスのピースが細かくて、根気との戦いだったけれど、試行錯誤の末、やっと完成した。
今回の作品は、おおよそ一般受けしない。喜ぶのはたぶん、作品の主役の二人だけだ。そこが一番気に入っている。眺めながら楽しんでくれるかな、そう考えたからこそできた挑戦だった。
「あの不器用な娘がねぇ。」と、そこも面白がってくれるだろう。