ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

 先日、印象的な夢を見て、夜中に目が覚めた。忘れたくなかったので、そばにあるスマホのメモ機能に覚えているままに記入した。寝ぼけながらも書き込んだのがこれである。

電車からなにも持たずに降りる。携帯もなく連絡とれず。電車のやねのうえにでたり、迷子になる。学生に自分の状況を伝えるが怪しい人になってるだろうな。怖い不思議な夢


 翌日、起きてから、メモを見返し、もう一度この夢を思い出してみた。


 電車に乗っていて、ある駅で降りたのだが、気づいたら手ぶらで、持っていたはずのバックは電車に置いてきてしまった、というシチュエーションである。

「しまった❗」と慌てた。とにかく駅に戻ろうとした。ところが、それほど移動したわけでもないのに、同じ道を戻ろうとしても、どうやっても駅にたどり着かない。周りの風景は少しずつ見たことがあるところなのに、なぜか(夢なので仕方ないが💦)自分のいる場所がわからない。

 誰かに連絡しようとするが、スマホはカバンの中である。次第に焦りがつのってくる。駅には線路をたどればたどり着けるかと思い付き、線路を見つけ、そこからあちこちさまよい歩くが、ここかと思って扉を開けると、そこは電車の車庫で、しかも電車の屋根の上につながっていた。(そこに足を踏み入れてしまい、その不安定さを味わった⁉️ことまで思い出した。)


 そこから抜け出し、道で出会った若者数人に助けを求める。しかし、自分の置かれた状況をうまく伝えられない。

「駅はどこですか?」

 そう言えばいいだけなのに、焦っていてどこから話していいのか混乱して、話のつじつまがあっていない。(これまた夢なので、つじつまがあっていないのも致し方ないのだが💦)その事を自分でもわかっていて、さらに焦りが募る…という辺りで、目が覚めた…はずだ。

 こんなに鮮明に思い出せたのは、メモのお陰だなぁと思いつつ、あの時の不安、恐ろしさも再び意識に戻ってきた。


 私がもし年をとって、今よりもっと自分の認知が劣ってきたら、現実にあのシチュエーションが再現されるときが来るのかもしれない。毎日がそんなことの連続かもしれない。

 あの不安と付き合いながら、生きていくんだなぁ、と感慨にふけった。私はこれから、その不安の中でもなんとかなるという強靭さを身に付けなればと、「頑張らなくちゃ」の気分になった。


 そして、人生の先輩には、毎日をこんな混沌のなかで生きている人がいるということに、今さらながら思い至った。

 最近、老後に向けての断捨離だの生き方改革だのの本を読んだせいだろうか。夢は時々、こんなメッセージを自分に送ってくれる。