「ねぇねぇ、ダンボの『ダン』ってさ、大きいって意味かな。だって、ダンプにも『ダン』ってつくもんね。」
朝の食卓で、久々に飛び出した次男の不思議発言に、私も主人もどう返そうかと、一瞬言葉を失った。
どういうことだ?
少々不安がよぎる。この子は大丈夫か…何を言おうとしているのだ?
そんな両親をよそに、さらに次男は続ける。
「じゃあ、『ボ』はなにかな。」
『ボ』にふさわしい意味を探しているようだ。この作業はなんなのだろう。
主人がこわごわと
「ダンボは名前だよ。」
と諭した。
しかし、次男は納得していない。
「でも、『ダン』はさぁ。」
とあくまでも固執している。
頭ごなしに否定しないように、こちらの不安を悟られないようにと私も主人も気をつけながら「なぜそんなことを?」と粘り強く聞いていくと
「『チコちゃんに叱られる』で、ポン酢のポンはフルーツポンチのポンだと言ってたからさぁ。」
とのこと。
なるほど。そういうことか。
何気ないカタカナに語源がある(場合がある)ことをチコちゃんに教えられた次男は、ボーッとしてはいられないと、身の回りのカタカナに思いを巡らしていたというわけだ。
不思議発言の根拠は解明されたが、
『ダンボ』と『ダンプ』を関連づけるとは…。イマイチひねりが足りないかな(笑)