ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

家族旅行報告

 年末に関西方面へ家族旅行に出かけてから、新年の通常運転が始まるまで、今年はずいぶん長かった。家族旅行がずいぶん前のことのよう…忘れないうちに振り返ってみた。
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 今回の旅行は「値段を気にせず食べたいものを食べよう」という主人が企画・スポンサーのイベントつきだった。
 早速、出発の千歳空港でのお昼ご飯で、「さぁ、何を食べよう❗」と張り切ったが、いざ店を決めようとすると、「これにこの値段😓❔」という我々の相場とのズレや、いざ「これでいこう❗」と決めるとその店に行列ができていたりして、単純に『値段を気にせず』決断することは難しいんだなぁと実感した。

 貧乏人気質の私達は、『値段を気にせず』食べるからには、それなりの美味しさや快適さも求めてしまう💦そんな自分のケチケチ感覚を再認識し、ちょっと笑ってしまった。

 しかしこのイベントの対応も、すぐにコツがつかめてきた。食べたいものを決めたら、お店のメニュー表のなかで『値段を気にせず』決めればいいのだと。この数百円の贅沢❕
 そして、ここでも気がついたのだが、私はこれまで主人より高いものを選ぶのに意味もなく気が引けていたようだ。そんなこと気にする主人では全くなく、そのような謙虚さは普段の私の行動には一切出てこないのに…である。
 
 なので、『メニュー表のなかで値段を気にせず好きなものを選ぶ』という試みは、特に私にはとても新鮮な楽しいものだった。主人は長年、この私の癖に気づいていたのかな?と、照れ臭くなった。

 お店を決める時には、次男が活躍した。得意のスマホ⁉️を駆使して、評判のいいお店をピックアップしてくれる。なにかと迷いがちの我々と違い、次男は即決タイプ。それが頼もしい。行列に並んでも納得❕のお店で、美味しいお好み焼きを食べることができた。

 長男は、さすが気配りの男。朝は美味しいコーヒーを、夜は缶ビールとおつまみをさりげなく調達して来てくれる。この春から社会人になる彼の、彼らしい我々への気持ちかな、と思って感無量だった。

 田舎生活が板に付いた我々には、駅内を人にぶつからずに歩くにはどうしたらいいのかと、札幌より数段レベルが上の人混み具合にオタオタしたり、観光地に居る外国人観光客の多さに時代の変化を感じたり、もはや鹿煎餅に見向きもしなくなった奈良の鹿たちに申し訳ない気持ちになったりした。
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 普段の生活では感じることのできないたくさんの刺激を、家族で賑やかに受け止めた楽しい旅だった。十勝に戻ってきて、肌を刺すような段違いの寒さと、どんなに大声を出しても迷惑をかけない我が家の環境を懐かしく味わったのだった。