ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

耐えきれず💦

次男が携帯電話をなくしていたことが発覚した。発覚した、というのは、ずっと私や主人に隠していたからである。
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年末年始、主人の実家に行くときに持っていき、帰ってきてから探したら、なかったという。それから何度か、私に携帯電話を持つように声をかけられるたびに、「うん、わかった。」と返事をしていた次男。言い出すことができず、先延ばしにしていたのだろう。

しかし、声をかけたときの返事が微妙に遅れること、私の小言にいつになく素直に従う様子から、母はずっと違和感を感じてはいたのである。だから、充電器に携帯電話を戻すように伝えた時、「うん。」と言いながら忘れたふりをしている次男の様子に、さすがにのんきな母も、「もしや…」の疑惑に一気に加速度がつき、突き詰めると、「実は…」と白状したのである。

ずっと黙ってごまかしていたことへの腹立たしさもこみ上げたが、なくしてからすでに1週間以上たっている。携帯電話が悪用されていては…と即座にあちこち確認の電話をしたり、使用中断の手続きをしたり、ヒヤヒヤの後処理に追われた。

幸い、携帯電話を悪用された形跡はなく、ホッとひと安心。さらに、彼のカバンのポケットからなくなったはずの携帯電話が見つかり、ドッと力が抜けた。

しかし、今回のことは次男にしっかり反省してもらわなくてはいけない。ここは私ではなく、主人の出番である。

主人が次男に、今回のことについて切々と語っている。

お前の失敗は、まず、自分の持ち物をちゃんと管理できなかったことだ。携帯電話という大きな責任を伴うものを適当に扱ったせいで、もしかしたら大変なことになるところだった。
だが、今回のお前の失敗はそれよりももっと重い。それは、失敗に気がついたときにすぐにそれを伝えず、隠し続けたことだ。
嘘をついてごまかしたことで、さらに問題を大きくし、しかも何よりお父さんとお母さんの信用を失ってしまった。

次男は涙を浮かべながら、神妙に話を聞いている。かなり堪えている模様。
私は、2人のそばに座って、一緒に話を聞いていた。さすがお父さん。感情が激してしまいがちな私とは違い、じっくり腰を据えて語っている。

「怒られると思って言わなかったんだよな。だけどそういう時は言わなきゃ駄目なんだ。正直に言ったらどうなるか、…そりゃ怒られるさ。どっちにしても怒られるんだ。だけど同じ怒られるんだから、正直に言って怒られなきゃ駄目だ。」

そうだ、その通り。いいぞ、お父さん。

ところがお父さん。そのフレーズがしっくりきたのか、それをそこから3回繰り返した。
「どうせ怒られるなら正直に言って怒られろ」「ちゃんと怒られろ」「しっかり怒られろ」

すこぶる真剣に聞いていた私だが、この「怒られろ」連呼がツボにはまってしまった💦気持ちの真剣さとは別のところから笑いがこみ上げてくる…マズイ💦視線をそらし、気持ちを何とか持ち直そうとするが、そうすればするほど笑いが膨らんでくる…もう肩の上下の揺れを抑えることができない…何とか耐えて…💦

しかし、笑いのエネルギーは凄まじく、不覚にも「ブッ!」と吹き出してしまった。真剣に聞いていた(はずの)次男も、泣きながらつられて吹き出してしまい、真剣な説教真っ只中の主人までもが「なんだよう。」と笑い出してしまった。

「スミマセン💦💦」と謝ったが、もうもとにはもどれない。「以後気をつけなさい」ということで、説教は終了になってしまった。

お父さん、ゴメン💦
次男の欠点に人一倍理解があり、普段は温かく見守っているお父さんが、せっかく次男に大切なメッセージを送っていたのに💦

そして次男よ。お父さんのメッセージをちゃんと心に留めておくれよ。きみがこれからもやらかすであろう失敗を、父も母も頑張って受け止めるから。だから、きみはしっかり怒られて、自分のできる次の一歩を踏み出しておくれ。