ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

さすが兄貴!


IMG_20180101_103334.jpg
年越しを夫の実家で過ごすため、四泊五日の旅をした。今日は最終日。大学で一人暮らしの長男も途中で合流して、久しぶりに家族がそろった。

例によって、はしゃいでいると色々とやらかしてくれる次男は、最初から飛ばしていた。使用したレンタカーを、いつもの我が愛車と比べて「うわっ、自動で扉が開閉する!」とか「Bluetoothスマホの音楽が聴ける!」とか逐一感動している。そうなると、何でもスゴく見えるのか、「この車スゴい!自動でハイビームとロービームを切り替えてるよ!」と、コーフン状態。
私のとなりでは、こまめにハイとローを手動で切り替えている夫が苦笑いしている。

コーフンはさらに続く。翌日は裏山の墓参りをすると告げると、「じゃあ、jazzを持っていかなきゃね。」と得意げな次男。jazz…田舎のお墓には相応しくないが…と一瞬時間が止まったところで、ハッとみんな一斉に時間が動き出した。

「それは数珠!!」

これはまぁ、いつものことである。しかし今回は、血脈を感じさせるかのように長男がそれを上回る活躍をした。jazzの笑いもおさまらないうちに長男はひと言

「母さん、こいつにギャフンと言ってやって!」

また一同時間が止まり、一斉に動き出した。

「それはガツン!」

さらに長男はもうひとつやらかした。

新聞のクロスワードパズルをしている時のこと。私がヒントを読むと、周りから答えが飛んでくる。

「女性が手紙の最後に書く挨拶は?」

というヒントに、長男は自信満々に

「よしこ」

とのたまったのである。わざとにしては面白すぎる出来である。(ちなみに正解は「かしこ」)

この似たもの兄弟は、最終日にもやらかした。
まだ清掃中の電車に乗り込んだまま、中に閉じ込められ、清掃員に「この電車は回送です。」と間違った情報を伝えられて、車内でメチャクチャパニクっていた。それをホームで見ていた彼らの両親の身にもなってほしいものである。

結局、運転席の出口から特別に脱出させてもらい、緊張が解けたふたりは爆笑しながら駆け戻ってきた。

子犬がじゃれあっては親犬のところに駆け戻ってくるような風景に、

「今年もいいお正月だなぁ。」

と、のんきにも思った。この子犬は大学2年生だということは…あまり考えないことにしよう。

帰路の途中で、ひとり大学の地に戻っていった長男から「もうすぐ着くよ。」とラインが届いた。

最後には「よしこ」と書いてあった。