家族が順番に罹っていた風邪が、とうとう自分にまわってきた。咳がひどく、1度出ると誘発されて止まらなくなる。
家族との会話でも、返事1つのつもりが大きな咳き込みに膨らんでしまい、会話は強制終了となってしまう。自分らしくはないが、言葉は最小限…を心がけていた。
パンの大好きな次男は大喜びである。袋に入れられているパンに鼻をくっつけて「いい匂いだあ。」と魅せられている。私も同調したいが、喋ると咳がこみ上げるので、「うん(コンコン😷)」と最短でかわす。
パンはアドバイスに従って切り分け、また袋に入れておいた。
部屋に戻ってきた次男がそのパンを見て、ひどく驚いたように「お母さん、パン切った⁉」
私「うん(コンコン😷)」
次男「袋を開けて?」
「……」
当たり前ではないか。彼は私を魔法使いか何かだと思っているのだろうか。(そう思ってびっくりしたようだったが💦)
つっこみを入れたいが、言うと咳が出る。笑ってしまっては一巻の終わり…必死で耐える。
そのあと次男は主人に話しかけられた。ヤレヤレ何とかやり過ごした、と思っていたら、どうやら言われたことが意外なことだったようで
「えーッ⁉」
と…彼は言いたかったようだ、本当は。
ところが、口から出たのは
「もーッ⁉」
ダムは決壊した…我慢していた分、咳パワーは膨らみ💦おかしいやら腹立たしいやら苦しいやら…。
勘弁してよ…と思った💧