高校受験を控えた次男は、最近ちょっと頑張って勉強している。それにつれ、テレビのニュースの折などに、授業や勉強で得たミニ知識やそれについての自分の考えなんかを、さりげなく口にしたりすることが増えた。
わからないことは、何でも母に聞いてきた甘ちゃん次男。時には「オレ、今日なにするんだっけ?」などと、考え丸投げの姿勢に閉口すること幾度か…。
受験勉強への取り組み(それだけではないだろうが😅)が、色んな成長の呼び水になって、彼の頭の回路がつながったり広がったりして、普段の言動までもが変わっているようで頼もしい
逆に危ういのは私の方で、彼のミニ知識についていけないことが多い今日この頃…。「そんなことも知らないの?」という声が飛んでくる前に「いやぁ、そういうのはわからないわぁ。」と早々に敗北宣言をする。負けるが勝ち。そうなると、わりと丁寧に教えてくれたりするのである。
この前も、地図が苦手な母に、「島根県と鳥取県の位置は《ねっとり》って覚えればいいんだよ」と教えてくれた。どっちが島根でどっちが鳥取?と毎度混乱する私には、《ねっとり》の文字並び通りに島根、鳥取と地図に置くといいので、これは分かりやすい❗と感謝した。
ところで今朝、ニュースを見ていて「島根」が話題となり、「あっ、そういえば、あの島根と鳥取のミニ知識、あれいいよね?」と聞いてみた。彼はちょっと気取って
「もっちり?」
と答えた。
食卓が一瞬「????」
となった時、彼はなにもなかったかのように
「あっ、ねっとり」
と言い直した。
どんなに回路が広がっても変わらない、こういうところが、私が彼を気に入っているところである。