ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

心細かったのか

 この間、次男とけんかをした。けんか、というか言い合い、というか気持ちのぶつけ合いをした。

きっかけは些細なことだったが、次男には鬱積した思いがあったのだろう。色んな不満や疑問を話し出した。私は私で、つい口を出して彼に色々指示してしまう自分に嫌気がさし、それが彼の自立を妨げていることも十分感じていて、なんとかしなくちゃと自分なりに気をつけてはいたのだが、それがうまくいってないこともわかっていた。なので、イライラしていた。

というわけで、開戦となってしまった。

しかし…

言葉を操るのが苦手な次男だが、一生懸命自分の気持ちを伝えようとしてくれていた。(彼は泣きながらの方が、適確に自分の気持ちを表現できるなぁとどこかで冷静に感じた😅)普段は子どもっぽい彼だが、私の言い分もちゃんと受け止めて、その上で自分の思いを、途中で考えをまとめながら話してくれた。

そんなやりとりの中で、私は自分の見当違いに気がついた。

私は、何でもあれこれと口を出されることに次男が腹を立てているのだと思っていた。しかし彼が「僕が1番不満なのは…」と話したことは、「お母さんが僕が話しかけても、聞き流してちゃんと聞いてくれない。」ということだった。

言われてハッと気がついた。余計なことを言わないようにと気をつけるあまり、私の頭の中は「気になること」でいっぱいになっていた。常にイライラして、話しかけられてもつっけんどんな応対をしていた。それが彼を不安にさせていたのだった。

「すごく心細かった。」

そう言われて、これは私の負けだなぁと思った。その一言で、彼のこれまでの言動がスッと理解できた。言葉を操るのが苦手だなんて失礼だったな。こんなに上手にたった一言で自分の気持ちを表現できるのに。