ごはんとみそしるの日記

日々のあれこれ

想像力をかき立てる魔法の言葉

 「相手の気持ちになって…」とはよく言われることだが、いざとなったらそりゃそうでしょうけどね、と開き直りたくなるのが常、とても難しい。自分と似た境遇ならまだしも、他人の、ましてや知り合いでもない人の今の心情を推し量るなど、かなりの人格者でなくては無理というものである。

 他人の気持ちになる…というのは、結局のところ「想像力」、思いやりを持つというのは、「自分の知らない相手の今」を想像できる力が基盤になるように思う。

 そう感じさせてくれた魔法のひと言がある。

 車の運転をしていて乱暴な運転手についイラッとしてしまう時、こんな風に思っては…と教えられた。

「あの人はう○こを我慢してるところなんだ。」と…

 この想像で、不思議と運転中のイラッとが消える。そして「今、大変なんだな、きっと。」と相手への慈愛の気持ちが湧いてくるのである。

 たぶんもう30年以上前に教えてもらったことだが、この効果は薄れずに今でも成功している。

 これを考えた人はなんて優しい人なんだろう。ずっと尊敬している。